鍼の始まりは中国です。中国では紀元前から流行したと文献も残っていて、約2000年以上の長い歴史があります。

日本では奈良時代に伝えられたとして、江戸時代には一般の人々に広まりました。

現在の鍼は全て使い捨て鍼（ディスポーザブル鍼）を使用しています。

素材は現在ではステンレスが主流ですが、中には銀の鍼や金の鍼もあります。

太さは髪の毛の太さと言われており、0.14から0.34mm程度が多いです。

ちなみに注射針の太さは0.7～0.9㎜になるので、鍼と聞いて注射を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが注射針の太さから比べれば、鍼は4分の1程度になります。

治療院では0.14から0.20の太さを使用しています。

日本では鍼が痛くないように管の中に入れて叩くという管鍼法（かんしんほう）というやり方が主流です。

皮膚を管で圧迫して痛みを感じにくくさせた状態で鍼を刺していくことになるので、痛みを感じにくくする工夫がされています。

手で押したりするのと違って、鍼は直接筋肉に刺激を与える事ができます。

筋肉の深さまで鍼を入れると、神経刺激を介して血行を改善させ、痛みの原因となっている発痛物質を減らす事が出来る為です。

鍼の効果は約3日間と言われています。

よって週に2回通っていただくのがベストです。

連日鍼を行っても大丈夫です。