人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。
体温が上がった時は、汗をかくこと(気化熱)や、体の表面から空気中に熱を逃がすこと(熱放散)によって、体温を調節しています。
平常時は、こうした体温を調節する機能がうまく行われるため、人の体温は36℃から37℃くらいに保たれています。
しかし、気温や湿度が高い環境で激しい運動を行うと、体内で作られた熱をうまく外に逃がすことができなくなります。
さらに、そのような環境の下でいつも以上に運動や活動を続けると、体がどんどん熱くなり、汗をかいて体の水分や塩分が減っていき、体内の血液の流れが悪くなり、体の表面から空気中に熱を逃がすこと(熱放散)ができなくなり汗もかけなくなります。
このように体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇します。
汗をかき体の水分が減っていくと筋肉や脳、肝臓や腎臓などに血液が十分に
行き渡らなくなり、筋肉がこむら返り(筋肉をつった)を起こしたり、意識を失ったり、肝機能、腎機能の低下などの症状が現れ、体の調子悪くなり熱中症を引き起こします。
